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作成:2013年3月21日

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メキシコと日本の地震警報


最近アジア東部でも大きな地震が発生しているが、日本や中国など各国ではサイレン音をはじめとする地震警報システムを備えている。

メキシコもまた、中国や日本と同様できるだけ短時間で犠牲者の数を最小限に食い止めるためのツールとしての警報システムを持っており、幾度となくその信頼性が証明されているが、中国は最近このシステムをいくつかの地方に設置したばかりということだ。

日本の迅速な警報システム

日本のシステムは技術的に高度なもので、気象庁 によって運営された4千以上のセンサーが日本列島全体に設置され、震度5以上(マグニチュード約4.5以上)を超える地震の時には、即時警報が流れる仕組みとなっている。

自然災害時には情報を伝達することが重要である。日本のテレビとラジオは、地震情報をその瞬間に発信するうえ、地震に関する様々な情報を共有することができる。地上デジタル放送の場合でも、警報を受取ると同時に音による知らせ、震源地情報、影響をうける地域情報を含んだ地図を字幕付きで提供し、一般市民が落ち着いて避難準備ができるよう注意喚起してくれる。

通知ではなく情報

地震の間、国営放送などのいくつかのチャンネルは、震源地の画像を流す。その時間にニュース以外の番組を放映している場合などは、マグニチュード、震度および震源地の概要を字幕で流す。

地震発生後には、情報は数分間で処理されたうえ津波警報が発表される。緊急警報放送に対応したテレビ・ラジオであれば、待機状態から自動的に電源が入る。この画面では、どの地域が危険なのか、津波到達予想時刻および津波の高さを知らせる地図が放映される。これらの通知は英語・中国語・韓国語・ポルトガル語でも表示される。

上記の情報発信は地震発生後から約7分で、テレビやラジオ・パソコン・携帯電話・スマートフォンに発信される。日本では、セル内で一斉同時配信を行なう3GPPで標準化された仕組み「CBS(Cell Broadcast Service)」を利用した緊急情報メール配信サービスがあり、気象庁の地震速報を流すアプリを設定することができる。これにより、2011年の東日本大震災の際にも多くの人命を失うことを避けることができたという。

中国のシステム

中国のシステムは日本と似ているが、少し簡易的なものだ。テレビではカウントダウン形式で通知を自動的に流すだけである。通知後、地震が起き、地震の大体のマグニチュードがわかる。いくつかの地域では、カウントダウン形式で地震警報がスピーカーから流れる。この通知システムは地震発生1分前に発動されるが、その正確さは際立っているようだ。

メキシコのシステム

メキシコの地震警報システム(SASMEX)も地震の発生する1分前に通知する機能があるが、ゲレロ州の海岸で起こった地震などでもその機能が実証されている。日本のシステムとの違いは、サイレン音だけしか流れず、地震の詳細までは知ることが出来ない点である。

このシステムはラジオ波でも機能し、CIRESという民間団体が運用している。公式には、道路に配置されたスピーカーならびにラジオ放送でのみ警報が伝えられ、国家地震サービス局が地震予備情報を発表するまで常に時間がかかるため、テレビ局は彼らの独自の方法で情報を発信することとなる。

SASMEXはそれほど多くのセンサーを使用していないのだが、この地震警報システムは、地図上でそのセンサーを可視化できるモニターを公開している(上記画像参照)。ただし技術上の問題から地震警報としてのモニター利用ができないため、ただ表示するだけである。

今後どれだけシステムが進歩するかは不明なのだが、少なくともメキシコはラテンアメリカ諸国の中で唯一の、「地震に対する速報システムを持つ国」なのだ。


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