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コラム「ティオティワカン族の遺跡発見」か?


http://www.inah.gob.mx/images/boletines/2018_182/demo/#img/foto1.jpg

人跡未踏であるチャプルテペックの森の第2セクションで、テオティワカン文明(紀元前150年~紀元後650年)のものと思われる1500年以上前の骨の残骸、石器、壺、像、陶器等の供物が含まれる2つの住居跡が見つかった。メキシコ国立人類学歴史研究所(INAH)はこれらの保存措置を現在行っている。

遺跡はその古さ、および地上から30センチ未満の地表部分にあったにもかかわらず、長い間周辺地域での開発が行われていなかったこともあり、幸いにも保存状態がかなり良いようだ。メキシコ国家水道局(CONAGUA)の労働者が新しい自動スプリンクラーを設置する際に偶然発見されたのだが、この地区の調査と保護のため、考古学者が作業を開始している。

先古典期(紀元前1500年~紀元後300年)のものと思われる像や石器の残物はほとんど残っておらず、おそらく古典期(紀元後300年~950年)にこの地に移り住んだ者達が前期の住人の物であった文化遺産を破壊したのではないかと推測されている。 

プレ・ヒスパニック時代の人骨はチャプルテペック城の研究所に保管され、専門家によって分類されたのちサンプル検出される予定である。

保存活動が完了した後は、将来の調査プロジェクトとしてこの地域は保護される予定であり、CONAGUAもチャプルテペックの森当局も独自に掘り起こすことはできなくなる。

今回の発見が、どんな言語が話されていたのかさえ分からない、謎の多いテオティワカン文明の解明に役立つものなのか、今後の調査に期待したい。


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作成:2013年3月21日

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