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メキシコシティ新空港の現在までの流れ


2014年9月 新メキシコシティ空港計画(NAIM)の開始

ペニャ・ニエト前大統領の任期二年目に、現在のメキシコシティの空港の飽和状況を解消する為に新たな空港をメキシコシティに建設することを公表した。

当初の見積もり費用は1690億ペソ(約84.5億米ドル)であり、1年間で1.2億人の乗客を受け入れられる規模であったが、のちにメキシコペソのデフレにより費用は2850億ペソ(約142.5億米ドル)にまで膨れ上がった。

2018年10月 新空港計画中止

90%以上の基礎工事は完了しており、重要建築物の50%から80%も完了していたが、ロペス・オブラドール新大統領が意見公募の結果、新空港の建設を中止した。新空港の代わりに現空港の利用継続とサンタルシア空軍基地の拡張、メキシコ州のトルーカ国際空港の利用促進で対応すると公表した。

2018年12月 債権の再買取

新空港の建設中止には産業界から強い批判が出ていたが、メキシコ政府は、空港建設資金を調達するために発行された債券18億ドル(約2000億円)相当の保有者の過半数は、メキシコ政府による繰り上げ償還案を受け入れた。

2019年1月 空港の工事を完全に中止

新空港の工事について曖昧な時間があったが、2019年1月にロペス・オブラドール大統領は12月27日から正式に新空港の工事を中止し、建設契約書を取消すことを発表した。

2019年2月 Fibra Eへの返済

メキシコシティの空港グループは、新空港の資金調達のために創設されたエネルギー・インフラにおける債権の保有者である、“FNAIM.18”、Fibra E が返金提案を受け入れ、340億ペソ(17億ドル相当)返済を行ったことを発表した。

2019年3月 都市公園の建設

水道局Blanca Jiménez局長は、新空港建設地にエコロジープロジェクトの実行と世界で最も大きい都市公園を建設するための政府計画を発表した。

2019年6月 建設途中の空港の一部の浸水

テスココ湖エコロジーパークと呼ばれる、上記プロジェクトの第2段階の一部として、水道局は140億ペソ(約7億ドル)以上費やした新空港の建物の基礎工事後の床、扇状の第2滑走路区間を水道局は水の中に沈めることを発表した。


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