

メキシコ政府、SMSでの新型コロナウイルスの情報提供の開始
メキシコでは、携帯電話使用者に対してSMSで新型コロナウイルスに関する情報を受け取ることができるようになる。連邦電気通信機構(Instituto Federal de Telecomunicaciones、以下IFT)は、3月26日から携帯電話使用者がパンデミックに関する重要な情報を無料で取得することができるようになると発表した。情報の差出人はメキシコ政府となる。加えて、IFTはパンデミックが続く間はサービスを提供する予定だとし、大量のメッセージを無料で送信するための技術的、運用的側面について説明した後、ユーザーの中には既にメッセージを受信している人もいると話した。 SMSによる情報の発信は、パンデミックという不測の事態が発生している間、恒久的なコミュニケーションツールの一つとしての可能性を持つ。さらには、市民が公式の情報をタイムリーに取得できる。これらは、全ての人びとが必要に応じて情報にアクセスできるという基本的な権利に準拠したものである。


日本とメキシコの経済関係の強化
メキシコと日本の当局は、両国の経済関係を促進する目的で、政策対話年次会合を開催した。今回で第8回目となり、本政策対話は、メキシコ大蔵省と国際協力銀行(Japan Bank for International Cooperation: JBIC)の枠組みで行われた。 メキシコ側からは、アルトゥール・エレナ大蔵省大臣、ガルシエラ・マルケス経済省大臣等、日本側からは、JBIC総裁 前田匡史氏が出席し、日本とメキシコ間の将来の協力に関する意見が交わされた。 JBICは日本の政策金融機関であり、その主な目的は日本と他国間の経済協力を促進することである。 本件は、2011年2月22日にJBIC、メキシコ大蔵省、それに加えて、メキシコ貿易投資促進機関(ProMéxico)が、メキシコと日本の経済協力を強化し、新たなビジネスと投資の機会を促進する目的に基づく政策対話年号会合である。


メキシコ、キューバと日本で活躍する八木啓代の新たなアルバム、Antes de ti
歌手、作家、活動家に加え通訳者でもある八木啓代は70年代にラテンアメリカ文化に熱中した。Víctor JaraやVioleta Parraといった歌手の歌を聴き、理解はできなかったが、彼らの音楽に親しみを感じていた。その証拠として、彼女のレコードにはLo profundo (1990), Se vive así (1992), Esta mujer (2002)、そしてLágrimas (2012)といった作品が挙げられる。これらはメキシコ並びにラテンアメリカの音楽に強く影響を受けたものである。 彼女の最新アルバムであるAntes de ti(あなたの前に)は、コヨアカン(Coyoacán)にあるメキシコ国立ポピュラーカルチャー博物館(Museo Nacional de las Culturas Populares)で披露された。 八木は大阪大学でスペイン語翻訳を学び、その後Conacytの奨学金で1983年にメキシコへ訪れた。翌年までグアナファト大学(Universidad de Guanajuato)で学び、それが彼女の人生を大きく変えること

メキシコ高速鉄道プロジェクト再始動
現メキシコ大統領Andrés Manuel López Obrador(通称AMLO)が、前大統領Enrique Peña Nieto(略称EPN)が中止した高速鉄道建設計画を復活させると発表した。 メキシコシティからケレタロを結ぶ鉄道建設プロジェクトがEPN政権時代に進められていたが、落札した中国の企業連盟から献金をもらったという汚職疑惑のため、計画中止となった。 ケレタロ州知事であるFrancisco Domínguezはインタビューの中で、AMLO大統領が大統領の法律顧問であるJulio Schererと一緒に、この問題に関与するように依頼したと話した。加えて、「鉄道建設の管轄は連邦政府だが、大統領は前政権の大プロジェクトを再始動させる。」とインタビューに応じた。このEPN時代に立ち消えたプロジェクトを見直し、ケレタロ州知事は連邦政府が手続きを開始していることを肯定し、土地収用の法的状況を確認することから始める予定であるが、開始日は未定だとコメントした。また、通信運輸省(SCT)とこのプロジェクトを進めるため来週別の会議をする予定であり、ま