

コラム「500ペソ紙幣デザイン、一新」
メキシコ銀行は8月27日(月)に500ペソ紙幣の新デザインを発表し、流通が開始した。 新デザインには、メキシコ初の先住民族出身の大統領Benito Juárezの肖像画が描かれている。 2013年から新デザインを計画していたが、今回、製造・発行の流れとなった。500ペソ紙幣はメキシコで最も流通している紙幣で、その他の紙幣と比較して47%高い割合で偽札が発行されている紙幣でもある。 プラスチック製である500ペソ紙幣を製造するためのコストは、1枚につき1ペソ(前の500ペソ紙幣は1枚につき65センターボだった)であり、Diego RiveraとFrida Kahloの肖像画が描かれている旧500ペソ紙幣より10%丈夫だという。 旧500ペソ紙幣は6年ほどで市場から消滅する予定。 また、その他の紙幣も次の通り変更される。 ●200ペソ紙幣:2019年にメキシコ独立で活躍したMiguel HidalgoとJosé María Morelos y Pavónの肖像の紙幣となる。裏面はエル・ピナカテ・イ・グラン・デシエルト・デ・アルタル生物圏保護区のデザイ


コラム「UNAM大学、初の飛び級で12歳の入学を受入れ」
先日、UNAMは入学試験を合格した物理学的生物医学(Física Biomédica)を勉強する12歳の男の子の入学を受け入れた。 この男の子の名前はCarlos Antonio Santamaría Díaz君。すでに化学部、ゲノム科学センター(Centro de Ciencias Genómicas)及び物質調査機関 (Instituto de Investigaciones en Materiales)で勉強をしており、いくつかの教科および実習も終了している。 「ただただ、勉強したい。もし(勉強をするための)ドアが締められたら、窓から入ってやるんだ」と言っているCarlos君。 この科学部に入るための最大の難関は、「まやかしだ」と言う人々を両親が説得し、中学および高校の試験をする機会を与えてもらうことだった。 どうやってここまで来たのか、と聞かれると彼は「絶対に『できない』と言わないことが重要だと答えている。入学試験は非常に難しく、特に積分方程式には手こずったようだ。 「『できない』と言ってしまうと、小学校に戻らなくちゃいけない。常にチャン