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コラム「UNAM大学、初の飛び級で12歳の入学を受入れ」


先日、UNAMは入学試験を合格した物理学的生物医学(Física Biomédica)を勉強する12歳の男の子の入学を受け入れた。

この男の子の名前はCarlos Antonio Santamaría Díaz君。すでに化学部、ゲノム科学センター(Centro de Ciencias Genómicas)及び物質調査機関 (Instituto de Investigaciones en Materiales)で勉強をしており、いくつかの教科および実習も終了している。

「ただただ、勉強したい。もし(勉強をするための)ドアが締められたら、窓から入ってやるんだ」と言っているCarlos君。

この科学部に入るための最大の難関は、「まやかしだ」と言う人々を両親が説得し、中学および高校の試験をする機会を与えてもらうことだった。

どうやってここまで来たのか、と聞かれると彼は「絶対に『できない』と言わないことが重要だと答えている。入学試験は非常に難しく、特に積分方程式には手こずったようだ。

「『できない』と言ってしまうと、小学校に戻らなくちゃいけない。常にチャンスをものにする方法はあるはずだ。もちろんインターネットでも勉強した。インターネットでは生物、数学を勉強したけど、やっぱり一番大事なのは家族のサポートで、これがないとダメ。僕の両親は僕より努力してくれているし、準備もしてくれる。僕は勉強して、試験に合格して、次に進むために最後の一歩を進むだけでいいんだ。」

そんな彼の次の目標は、細胞の一部をミトコンドリアで構築することだ。いつの日か、現在不可能と言われている「病気を治療するための細胞を完全に構築する」ことを目指している。

「ゼロからミトコンドリアを構築し、全てのプロセスを特定。それらのプロレスを関連付け、少しずつ現実生活内でそれらを再構築させ、ミトコンドリアの集合体を作り、成長することができる媒体を発生させる。完全な細胞になるまでその他の有機体と共存可能にして、ほとんどすべての病気を治療できるようにするんだ」と説明する。

ニュースでも見たが、見た目は普通の男の子だが、自分の意見をはっきり言う、目標にブレがないしっかりした男の子だと感じた。夢と希望が溢れた子供に、門戸を開けてチャンスを与える機会が増えれば、この国の未来は明るいのではないかと思う。


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