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コラム「500ペソ紙幣デザイン、一新」


メキシコ銀行は8月27日(月)に500ペソ紙幣の新デザインを発表し、流通が開始した。

新デザインには、メキシコ初の先住民族出身の大統領Benito Juárezの肖像画が描かれている。

2013年から新デザインを計画していたが、今回、製造・発行の流れとなった。500ペソ紙幣はメキシコで最も流通している紙幣で、その他の紙幣と比較して47%高い割合で偽札が発行されている紙幣でもある。 

プラスチック製である500ペソ紙幣を製造するためのコストは、1枚につき1ペソ(前の500ペソ紙幣は1枚につき65センターボだった)であり、Diego RiveraとFrida Kahloの肖像画が描かれている旧500ペソ紙幣より10%丈夫だという。

旧500ペソ紙幣は6年ほどで市場から消滅する予定。

また、その他の紙幣も次の通り変更される。

●200ペソ紙幣:2019年にメキシコ独立で活躍したMiguel HidalgoとJosé María Morelos y Pavónの肖像の紙幣となる。裏面はエル・ピナカテ・イ・グラン・デシエルト・デ・アルタル生物圏保護区のデザイン。

●千ペソ紙幣:2020年にメキシコ革命で活躍したFrancisco I. Madero、 Carmen SerdánならびにHermila Galindoの肖像画が描かれる紙幣となる。裏面はカラクム遺跡のデザイン。

●100ペソ紙幣:2021年にはメキシコ植民地時代に活躍した修道女であり、詩人であったSor Juana Inés de la Cruzが描かれる紙幣となる。

●50ペソ紙幣:2022年にメキシコシティとテノチティトランデザインのデザインとなる。

2千ペソ紙幣:流通日は未定。必要があれば流通する予定。作家のOctavio PazとRosario Castellanosの肖像画デザイン。

なお、20ペソ紙幣は、紙幣の損傷とともに徐々に市場から回収する予定。新しい20ペソ紙幣を発行する予定はなく、硬貨で対応するという。


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