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今年が最後になるかもしれないメキシコF1開催


2019/05/14

メキシコシティでF1を見ることができるのは、もしかすると今年が最後になるかもしれない。

2014年にメキシコシティはF1開催のための5年間契約を締結した。

メキシコシティの現市長であるClaudia Sheinbaum女史は今年2月、2020年以降のF1継続は不透明であると言い、連邦政府が毎年イベント費用である4億ペソ(約2千万米ドル)を払い続けること、つまりメキシコシティがその費用を負担するのは重荷であると発言していた。実際のF1開催経費は市長の発言以上であるが、連邦政府にとって、またメキシコシティにとってもかなり大きな初期投資であることは間違いないなかった。

官公庁管轄の観光振興審議会が提供した情報によると、メキシコは、2015年、2016年、2017年、2018年ならびに2019年のF1開催のための36/2014の契約書を2014年に署名した。この契約書の金額合計は2億1327万9千ドル(民間団体が実行した投資は含まれていない)。2019年度分のF1開催日はすでに去年支払っているため、各年の為替を考慮すると、この契約金額はペソにすると、約35億5800万ペソになる。

連邦政府は、毎年平均7億1700万ペソ(契約日の為替を元に計算)ちょっとの投資をしたことになり、Sheinbaum市長が発言した4億ペソを大幅に上回る。

今年5月14日に、MORENAに属する上記市長は、逼迫した経済立て直しをMORENAが約束したため、政府は来年のF1開催費用の支払いを辞めることを発表した。2014年の契約書を更新しなかったため、将来新たにF1をメキシコで開催しようとする際、新しい契約書を締結しなければならない。つまり、必ず契約書の締結まで辿り着けるかどうかは不明だ。

来年以降のこのF1開催費用は南部に建設予定のマヤ鉄道建設費用に利用するという。F1開催停止は、観光収入の大幅な損失になると批評されているが、MORENA支持者たちは、税金の使用を節約するための賢明な判断であると発言している。

もしF1に興味があり、メキシコにいるのであれば、ぜひ今年のグランプリをお見逃しなく!


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